高速自動車国道の名称には、法定路線名と営業路線名があるそうです。
法定路線名は法律上の名称で、国土開発幹線自動車道建設法による路線名と、高速自動車国道法による路線名があります。
営業路線名は、分かりやすいように道路会社が通称をつけたもので、法定路線名(路線名)に対して道路名と呼ばれるようです。道路標識や路線図に使用されています。
例えば、道路名での中央自動車道は高井戸IC〜河口湖ICと大月JCT〜小牧JCTですが、法定路線名での中央自動車道は、中央自動車道 富士吉田線、西宮線、長野線があり、道路名との対応は下のようになっています。(中央自動車道は国土開発幹線自動車道名と高速自動車国道名が同じです。)
路線名 | 道路名 | 区間 | |
中央自動車道 | 富士吉田線 | 中央自動車道 | 高井戸IC〜河口湖IC |
西宮線 | 中央自動車道 | 大月JCT〜小牧JCT | |
東名高速道路 | 小牧JCT-小牧IC | ||
名神高速道路 | 小牧IC-西宮IC | ||
長野線 | 長野自動車道 | 岡谷JCT-更埴JCT | |
上信越自動車道 | 更埴JCT-長野市 |
名神高速は法定路線名では中央自動車道 西宮線なのですね。普段、道路名の中央道に慣れ親しんでいるので、西宮まで中央自動車道というのが不思議な感じです。
東京外環自動車道も法定路線名にはない名称で、現在開通している区間の法定路線名は西側から
大泉JCT〜川口JCT:東北縦貫自動車道 弘前線
川口JCT〜三郷JCT:常磐自動車道
三郷JCT〜三郷南IC:東関東自動車道 水戸線
となっています。
たしかに東京外環自動車道と言われる方が、分かりやすいですね。